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[ テクニック ] マップ講座(5) 自然地形の鉄則(2) 直角を避ける

2020-08-18 21:39:34

前回に引き続き、洞窟や川など自然の地形をキレイに作るための鉄則を解説します。

  • 直線をなるべく避ける
  • 直角をなるべく避ける
  • 対称をなるべく避ける

以上の3つのうち、今回は2つ目。直角をなるべく避けるについて解説します。

1つ目の直線と同様に、自然の地形が直角になることは少ないです。

もちろんこれも前回同様、RPGツクールはマス目が基本なので、デフォルトのタイルセットではどうしても直角になってしまいますが、その点は除外して考えてください。

今回は洞窟の壁で考えてみましょう。まずは壁の天井にあたる部分を輪郭としてフリーハンドで描きます。左側が入口で行き止まりとなる洞窟の小部屋をイメージしました。

繋がっていない部分を修正しつつ、壁面と地面を描き入れました。最初の段階では右端が狭まった形をしていましたが、壁面の2マスと地面の1マスで、合わせて3マス分を空けておかないと、ちゃんとした地形にならないので注意です。

ここで、2マス×2マス以上の辺で作られる角は、直角に見えます。

なので、角を削って2マス×2マスの辺ができないようにします。

これで直角はなくなり、最初に比べてかなり自然になりましたが、右の先端部分がいかにも削って整えました感を出していて、不自然さが残ります。

不自然さの原因は、ここが鋭角になっているせいです。

直角と同様に鋭角も、避けた方が自然です。もともと左右の端は壁面と地面で合わせて3マス分を空ける必要があるため、フリーハンドで描いた地形をもとに調整すると、どうしても鋭角が形成されやすくなります。

こういう場合は、右端を思い切って1マス削ってしまうのがお勧めです。

これで右端もスムーズな弧を描き、自然な地形になりました。

最後の欲を言うと、左下の部分です。ここは、1マス×1マスの辺が4マス続いており、45度の斜めの直線が見えてしまいます。

こういう場合は、どこか1カ所を1マス×2マスの辺にしてやれば、直線感がなくなります。

これで、自然な洞窟の小部屋を作ることができました。

ポイントは、2マス×2マス以上の辺を作らないことです。1マス×1マス、1マス×2マス、1マス×3マスなどの辺を組み合わせて、自然なカーブを描くようにしていけば、直線や直角を避けて自然な地形を作ることができます。

洞窟の壁だけでなく、川や森林でも同じことです。

鉄則を押さえて自然な地形を作っていってください!

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