開発日誌

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[ 小さな大冒険 ] 久しぶりにアップデート中

2011-09-05 04:24:40

連休明けぐらいから副業のライター業が死ぬほど忙しくて、ずいぶんとご無沙汰しておりましたが、ようやく先月末で終わったので、「小さな大冒険」のさらなる改良に着手しています。

内容的な変化はありませんが、エンカウント率やバランスの調整と、いくつかヒントのメッセージを増やしています。具体的には以下の通り。

  • ダンジョンでのエンカウント率をさらに少し下げました。それに伴って獲得経験値やゴールドも増やしています。
  • 忠告を無視して田園の村から不用意に北へ進み、幻術使いのファイアブレスに瞬殺される例が後を絶たないため、とりあえずレベルが低い場合はファイアブレスを唱えないようにしました。これで投げられる確率も減る…かな…?
  • これまでシステム構造上、会心の一撃が出なかったゴールドスライムやシルバースライムにも、会心の一撃が出るようになりました。これでお金&経験値稼ぎが一段と楽になるかと。
  • ヒントを猛然とスルーして詰まっている例が後を絶たないため、街の人からの情報収集の重要性を訴えるメッセージをさらに加えました。
  • さすらいの山道の頂上に、教会(旅の神父)を設置しました。山道で仲間が気絶した例は見たことありませんが、油断すると魔法使いのファイアボールで昇天しかねないですし。
  • ゾンビ系には特にライフアブソーブの魔法が有効であるメッセージを加えました。これで少しは使ってくれるでしょうか…。
  • いくつか武器や防具のアイコンを変更する予定。

ただ今バランス確認中ですので、今月中旬頃にはアップできるかと思います。一応、今回のアップデートを最後にして、次回作に取りかかろうと思いますので、他にもこんなのを入れた方がいいのでは?というアドバイス等ありましたら、メッセージを頂けるとありがたいです。あまり大がかりな追加・修正はできないと思いますが、よろしくお願いします!

[ ツクール情報 ] [ その他の雑記 ] 和風素材がやって来た

2011-05-28 02:19:08

和風のツクール素材集が発売されましたね。わが家にもやって来ました。

見本画像では顔グラが悪人しかいないように見えたのですが、実際は…やっぱり悪人しかいないような気がする…。なんか、J_Actor1からして相当なくせ者ぞろいなんですが! 普通に主人公キャラとして使えそうなのが、和風ラルフ(…。)ぐらいしか見当たらない気が…。もうちょっとこう、西郷輝彦とか北大路欣也系の素直な時代劇キャラが欲しかったようにも思います。

モンスターも、普通のザコキャラに使えそうなのはほとんどないですね。まあ、そんなのは元のRTPで十分まかなえると言えばまかなえるけど…。キャラクターは、まあこんなものか…。だけど、対応するキャラクター画像と顔グラ画像の位置関係が一致していないのは、ちょっと不便ですね。マップチップは、一通りそろっているっぽいですね。RTPと同じようなチップもありますが、よく見るとちゃんと和風テイストに描き直されています。

だけど、何より心をつかんだのは、アイコン画像! これはいい感じ! かしわもちとさくらもちに惚れる!

とりあえずせっかく手に入れたので、ミニゲームでもいいから1本作ってみたい気はしますね。お約束のキャラや展開をふんだんに盛り込んだやつを。…ふんだんに盛り込んだら、ミニゲームじゃ済まなくなる予感。

[ 小さな大冒険 ] [ その他の雑記 ] 「ファミ通.com無料ゲーム」で紹介されました

2011-05-11 21:29:29

小さな大冒険」が、「ファミ通.com無料ゲーム」で紹介されました。ありがとうございます。

キャッチコピーは「町の人たちの話などから自分で進むべき道を考える、古き良きスタイルのRPG」ということだそうで。特にそういうスタイルを意識したつもりはなかったのですが、確かに最近のRPGは「じゃあ○○へ行って××を取ってこよう!」みたいなことを主人公たちやガングロ妖精(…。)がしゃべってくれるので、自分で考えて進むという要素は少ないのかもしれませんね。世の中は変化しているのだなあ(老)。

他にも、丁寧に作られている良作という評価をちらほら頂いており、作者としては嬉しい限りです。ご質問、ご要望、ご感想などありましたら、掲示板までお気軽にどうぞ。

また、当サイト上では、ちょっとした便利なRGSSスクリプト素材なども公開していきますので、これからもよろしくお願いいたします。

[ テクニック ] [ 素材 ] [ プラグイン/スクリプト ] 付加ステート発動確率設定スクリプト素材

2011-05-04 02:55:48

小さな大冒険」で使用しているRGSSスクリプトを、素材として提供していくシリーズ、第7弾。

RPGツクールVXでは、武器に「付加するステート」が設定でき、これで攻撃と同時に敵をマヒさせたり、混乱させたりといった武器を作ることができます。しかしながら、ステートの成功確率は相手のステート有効度のみに依存するため、デフォルトのCで60%の成功確率となり、ちょっと強力すぎる気がします。

そこで、付加ステート攻撃の発動確率を指定できるスクリプト素材を用意しました。

上記スクリプトを導入して、対象となる武器のメモ欄に、以下の指定文字列を記述します。

PANDA::StateProbability = n%

nには発動確率が入ります。なお、%を忘れずに付けてください。

例えば「PANDA::StateProbability = 50%」とすると、設定した付加ステートが50%の確率で発動します。したがって、対象者のステート有効度がC(60%)であれば、50%×60%=30%の確率でステートにかけることができます。

Game_Actorクラスのplus_state_setメソッドを再定義していますので、ここを改造しているスクリプトを導入している場合は、競合にご注意ください。

質問やアドバイスなどがあれば、コメント欄までお気軽にどうぞ。素材利用条件などについては、このサイトについての「提供素材について」の項目などをご覧ください。

[ ゲームリリース情報 ] [ テクニック ] [ 素材 ] [ プラグイン/スクリプト ] アイテム発見イベント規格化スクリプト素材とサンプルミニゲーム

2011-04-27 00:32:00

久々の「小さな大冒険」で使用しているRGSSスクリプトを、素材として提供していくシリーズ、第6弾。

なんのこっちゃって感じですが、宝箱やタンス、タルなどを調べるとアイテムが見つかる、というイベントを簡単に組むためのスクリプト素材です。

宝箱であれば、「イベントの簡単設置」で簡単に設置することはできますが、後から入っているアイテムを別の物に変更する場合、アイテムを増減するイベントコマンドと、「○○を手に入れた!」というメッセージの表示の両方を修正しなければならず、面倒かつミスりやすいです。

そんな面倒なアイテム発見イベントを、簡単に作れるようにするスクリプトです。導入方法は以下の通り。

  1. 上記スクリプト素材を組み込む。
  2. アイテム発見のコモンイベントを作る。
  3. 宝箱やタンスなどをイベントとして設置する。イベント名を入手品のIDとし、アイテム発見のコモンイベントを呼び出します。

以下、詳しく説明します。

アイテム発見コモンイベント

先に、アイテム発見のコモンイベントを作成します。

イベントコマンドの「スクリプト」で、「PANDA_FindItem(n, m)」を呼び出します。(nとmにはそれぞれ変数の番号が入ります)

n番の変数にアイテムの種別(お金=1、アイテム=2、武器=3、防具=4、敵グループ=5)、m番の変数に入手品や敵グループのIDもしくは金額が取得されます。アイテムやお金の増減はスクリプト内で処理していますので、後は効果音などの演出や、入手メッセージを表示すればOKです。ミミックなど、敵モンスターを出現させる場合は、戦闘の処理が必要です。

また、メッセージ内で、「\item[x]」「\weapon[x]」「\armor[x]」「\troop[x]」と記述すると、x番のIDのアイテム、武器、防具、敵グループ名が表示できるようになっています。これを利用すれば、n番の変数に入っているアイテム種別で分岐させつつ、「\item[\V[m]]」(mは上で指定した変数番号)などとすれば、入手時のメッセージを表示させることができます。

イベント設置

コモンイベントを用意したら、実際の宝箱などのオブジェクトをイベントとして設置します。

「ページ1」は、入手前の状態を表しており、アイテム発見コモンイベントの呼び出しにします。「ページ2」は、入手後の状態を表しており、条件を「セルフスイッチAがON」にし、イベントコマンドには何も設定しません(もしくは「もう何もない」のメッセージ表示など)。

そして、イベント名を入手品のIDとします。アイテムの場合は「i + アイテムID」、武器の場合は「w + 武器ID」、防具の場合は「a + 防具ID」とします。例えば、「i1」ならば1番のIDのアイテムが、「w25」ならば25番のIDの武器が手に入ります。また、お金の場合は「g + 金額」とし、モンスターを出現させる場合は「e + 敵グループID」とすればOKです。

入手品を変更したくなったら、イベント名を変更するだけでOKですし、入手時の演出効果やメッセージを変更したくなったら、コモンイベントの方を変更すればOKです。

サンプルミニゲーム

はっきり言って、なんのこっちゃだと思いますので、実際のサンプルプロジェクトを用意しました。

ただのサンプルでは味気ないので、ちょっとしたミニゲームに仕立ててみました。

  • 部屋の中を調べて、ダンナの浮気の証拠を探しましょう。
  • 浮気の証拠だけでなく、便利アイテムや装備品、ストレス解消に役立つ道具もあります。中には怪物が潜んでいる場所も…。
  • 探せるチャンスは10回です。10回調べ終わると、ダンナが帰ってきます。
  • それまでに入手したアイテムによって、エンディングが変わります。
  • エンディングは全部で10種類。ハッピーエンドを目指してがんばってください!

ダウンロードした「FindItem.exe」をダブルクリックして解凍してください。解凍されたフォルダの中にある「Game.exe」をダブルクリックして起動すると、ゲームがスタートします。「RPGツクールVX」をお持ちの方は、プロジェクトとして開くと、実際にどのようにイベントが組まれているかを確認することができます。ご利用の際の参考にしてください。

プレイするためには、「RPGツクールVX RTP」が必要ですので、お持ちでない場合は別途インストールしてください。

バグ報告、ご質問、ご要望等は、お気軽にコメント欄までどうぞ!