RPGツクールVXには4方向の通行設定が存在しないため、その機能を使う崖のマップチップもデフォルトでは用意されていません。ですが、私の作品では『小さな大冒険』の時から山道などの段差のあるマップを実現しており、『天下御免!からくり屋敷』でも多用しています。
段差の実現方法については、プロジェクトファイルを公開しているので、そちらを参照していただくとして、そうした技術面とは別に、崖部分を表すマップチップをTile Eに設定しています。
崖部分のマップチップですが、これまでは全てのパターンを網羅するために48チップ、さらに通行可と通行不可の2種類を用意して、全部で96チップを使っていました。しかし、実際にはこんなにパターンいらないので、必要なチップだけに絞ってスリム化を図ってみたところ、約1/4に量を減らすことができました。
既存のマップの崖を改修するという重労働を、1日かけて実施しました。歴史編になって段差のあるマップを作りすぎです……。通行可と通行不可をミスるといけないので、後で入念にチェックしておかないと。って、それが大変な気もしますが。
しかしその甲斐あって、残りスペースがわずかだったTile Eに、大量の余裕が生まれました。これでもうちょっと違ったマップも作れそうですね。