以前の記事で、文章表示の途中でスイッチのON/OFFができる拡張制御文字を紹介しました。
当時はRPGツクールVX用、かつ作品固有の処理がたくさん含まれていたために素材としての公開ができなかったのですが、今回はRPGツクールMZ用のプラグインとして公開します。
このプラグインを導入すると、「文章の表示」で以下の制御文字が使えるようになります。
- \+switch[n]:n番のスイッチをONにする
- \-switch[n]:n番のスイッチをOFFにする
メッセージの途中でスイッチのON/OFFが行えると何が嬉しいのかと言うと、スイッチに連動した並列処理を使うことで、台詞の途中の狙ったタイミングでキャラクターを動かしたり、フキダシアイコンを表示したり、効果音を入れたりすることが可能になります。
具体的には、台詞の中でこの制御文字を使って、10番のスイッチをONにします。
10番のスイッチが出現条件で、トリガーを並列処理にした別イベントを作成し、そのタイミングで実行したい内容をイベントに記述します。最後にスイッチをOFFにするのを忘れないようにしましょう。
そうするとこんな感じで、台詞の途中の狙ったタイミングで演出を入れることができます。
話している途中でハッと気付いたり、不意にこちらを向いたり、SEを鳴らしたり、といった細かい演出を入れることが可能なので、表現力が増すことでしょう。並列処理で演出を入れる以外の使い方もあるんじゃないかと思います。
RPGツクールMVは、制御文字の処理がちょっと違ったため、MZ専用のプラグインとなってしまいましたが、少しの改造でMVでも動かせると思います。その辺の改造はご自由にどうぞ。
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