毎週木曜日は『RPGツクールMZ』新情報公開の日。
今週、公式サイトで公開されたのは以下の通りです。
- キャラクター生成の強化
- プラグイン関連機能の強化
- 素材規格
キャラクター生成の強化
RPGツクールVX Aceで初めて搭載され、その時はクリーチャー生成器に過ぎなかったキャラクタージェネレーターも、RPGツクールMVではマトモなものに昇格。それがさらに、今回のRPGツクールMZでパワーアップされるようです。
既に風の噂や公開動画で伝えられていた通り、目や眉などのパーツ位置の微調整が可能になりました。目の高さの調整はVX Aceでも上寄り・中間・下寄りの3つから選べるようになっていましたが、それが強化されて復活した感じですね。目の高さの上下で大人っぽさ・子供っぽさが出せるので、同じキャラの少年期・青年期などを表現するのもやりやすくなりました。
もう一つ、新たに公開された機能として、カラーパレットの追加が上限なくできるようになった模様です。現状のMVのカラーパレットは、服の色もけっこうバリエーションが限られているし、肌の色も自然な人間の色だとやはりいくつもなくて、色白・色黒などの個性も出しづらかったので、嬉しい機能ですね。
プラグイン関連機能の強化
プラグイン関連の機能はRPGツクールMVから搭載された機能なので、私は実際に使ったことがなくて評価しづらいですが、MVの時の「こうなっているといいなあ」と言う声を集めて、明らかにより使いやすいものができあがっている印象です。
- 必要なベースプラグインがなかったり、プラグインの指定順序が違う時や、MZ向けでないプラグインの場合などに、警告メッセージを表示
- 配布元URLを追加
- プラグインコマンドやパラメータ設定機能の強化
- コアスクリプトのバージョン選択
最初のものは、導入の際に引っかかりがちな依存関係を解決するのに役立ちそうですね。また、今まではプラグインと言えばMVだけだったので間違うことはありませんでしたが、これからはMZなのに間違ってMV用のプラグインを入れてしまってうまく動かない、といったミスが増えることが予想されます。それの警告メッセージが表示されるようになっているのは、非常に便利ですね。
配布元URLの表示なども、そこから直接アクセスできるようになっているようなので、制作者・利用者の双方に役立つ機能ですね。
素材規格
素材規格のページも公開されました。
素材規格に関しては、アニメーションの画像素材がなくなったのと、オーディオファイルは.oggだけでよくなったのを除いて、MVから変化はないようです。まあ、予想通りですね。
それにしても、なんでこのページ、こんなに見にくいの……。
まとめ
事前に噂されていたアニメーション、戦闘システム、4層レイヤー、キャラ生成のパーツ位置調整が出そろって、目玉機能としてはこんなもので打ち止めですかね。どちらかというと、目玉機能よりは付随のちょっとした機能強化の方が嬉しかったりもしますが……。
他に漏れ伝えられているのは、データベースの「システム」が「システム1」と「システム2」の2つに分かれた点ですかね。今のところ伝えられているのは、戦闘システムに関する選択肢が加わったことぐらいですが、それ以外にも追加されている設定項目はあるはず。あるよね……?
どのような設定項目が増えたのかが分かれば、どんなことがデフォルトでできるようになったのか分かるので、その辺が公開されれば、より新ツクールのイメージが膨らむことでしょう。
あとは発売がいつか、ということですね。
こういうのは、夏休み前あたりに出すのが鉄板な気もしますが、それだともう発売日が発表されていてしかるべきだと思うので、8月下旬あたりかな? まあ、対象は大学生以上な気もしますし、夏休み前である必要もないですかね?
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