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時は天明――10代将軍 徳川家治の世。

先代将軍に 小姓として仕えた 田沼意次は、
破竹の勢いで 老中の座にまで 上り詰め、
権勢を ほしいままにしていた。

ある日 届いた 平賀源内からの 招待状。
田沼意次は 誘われるがままに、
からくり屋敷へと 乗り込んで行った。