方術をはね返す方術(いわゆるマホカンタ)を作っています。戦略の幅が広がると思って、自分自身だけでなく味方単体にかけられるようにしていて、代わりに味方からの回復や補助もはね返してしまうというデメリットがあることで、バランスを取ったつもりでした。
しかし、方術攻撃がメインの、典型的な魔法使いタイプの敵の場合、この方術を全員にかけ続けておけば、無敵になってしまいます。最初、全員にかけ終えるまではダメージを受けることになりますが、そのくらいの回復であれば道具でも事足りますし、それ以後はほぼ無敵状態を保てるなら、回復や補助もいらないことになります。
世の中の反射魔法が自分自身にしかかけられないようになっているのは、やはり理由があってのことなんだなと思いました。
同様に、次の物理攻撃が必ず会心の一撃になるという方術(いわゆるろっかくの術)も作っていて、これも自分以外にもかけられるようにしていました。消費気力(MP)が大きいというのと、攻撃ミスしたり、次の行動までに霧(暗闇)や行動不能系の状態異常にかかるかもしれない、というのがデメリットになりますが、味方にかける場合は、状態異常のリスクが無視できることも多く、消費気力の問題も、気力回復の手段を極端に制限しているわけではないので、そこまで制約にはなりません。
というわけで、これもやはり自分専用の技に。会心の一撃のダメージは通常の3倍なので、2回分の行動で3回分のダメージ、ただし無駄になるリスクあり、ということになって、いい感じのバランスになりました。
便利なスキルはいろいろ思いつくものの、バランスブレイカーにならないようにしないといけないですし、なかなか一筋縄ではいきませんね。
コメント