本業と副業のプレッシャーに押される中、華麗に無視して引き続き和風RPGの制作中です。順調に進んでいるような、進んでいないような。しょうもないところで引っかかっていました。
▲ 装備変更画面
ツクールのデフォルトの装備の順番って、武器→盾→頭→身体→装飾品の順番じゃないですか。盾が2番目にあるのは、武器の二刀流や両手持ち武器との兼ね合いがあるからですが、和風においては盾はあまりメジャーではないので、盾の代わりに脚部の防具を入れて、さらに武器→頭→身体→脚→装飾品の順番に変更したかったんですよ。
で、見た目の変更自体はとっくの昔に装備画面やステータス画面をいじった際にできていたので、すっかり安心していたのですが、いざ実際に装備の変更をしてみたら、ちっとも上手く動いていなかったという…。あれこれ変更しまくって、ようやく完成した!と思ったら、今度はお店での購入・売却の際の、現在の装備からの能力値の変化具合を表す画面が上手く働いていなかったりとかね。
あっちを直せばこっちが変になり、こっちを直せばあっちが変になり…で、何だかずいぶん苦労させられました。まあ、エディターの方で、頭防具を「盾」、身体防具を「頭防具」、脚防具を「身体防具」と、それぞれ設定してやれば、わざわざスクリプトを変更しなくても、求める成果は得られるのですが…。
▲ お店では最初に購入・売却を選択
それと同時に、お店の方の仕様も、だいたいできあがりました。
呉服屋や甲冑屋で、おまんじゅうやおだんごを売却できるのは変すぎるだろう、ということで、当初は一般のお店は購入専門で、アイテムの売却には売却専門の質屋を設ける予定でいました。どーせまた「お店でアイテムが売れないなんて不便すぎる!」という意見が出るんだろうなーと思って憂鬱だったのですが、質屋でおまんじゅうやおだんごが売却できるのも、それはそれで変すぎるよな…というところに思いが至り、何だか気持ちが吹っ切れました…(笑)
というわけで、「各商店が互いに提携しており、どの店の扱い商品でも買い取るよう、お客の便宜を図っている」という設定にして、質屋は廃止し、茶店で伝家の宝刀を売ろうが、兵具屋でおまんじゅうを売ろうが、喜んで買い取ってくれるようにしました。
テキストにルビを付けた影響で、「購入する・売却する・やめる」の選択肢をお店の画面に載せるのはレイアウト的に難しかったため、購入か売却かを最初に選択するようになっています。選択肢のウィンドウをメッセージウィンドウから独立させました。これもこれでけっこう手こずった上に、まだ動作が少し怪しいので、要改善。
▲ 購入・売却時に能力値の変動具合を表示
また、武器の場合は攻撃力、防具の場合は防御力の変動が表示されるようになっていますが、攻撃力・防御力以外の能力値が変化する場合も多いので、基本の4つの能力値全ての変動が表示されるように改善しました。まあ、物によっては回避率とか属性とか、それ以外の特殊効果が付いていることも多いのですが、その辺は使ってみてのお楽しみということで。
基本システムを構築している合間に、なかなか上手いアイデアが思い浮かばなかったアイテムや装備品のバランス配分も、ほぼ固まってきました。
▲ 売却時も同じレイアウト
自分の制作スタイルとして、装備品はどのくらいのタイミングで、どのくらいの強さのものを、どのくらいの値段で提供していくか、初めの段階でしっかり決めておかないと、先へ進めないのですよね。行き当たりばったりで作ると、絶対に途中でバランス崩壊するので。
しかも、今回はファンタジー物とは違って命名にはある程度の現実性が求められますし、合成やレアドロップなども採り入れるし、エリアを十二支にちなんだりとか無駄にこだわってるし、しかもできるだけアイコンを自作しないで済む(超重要!)物を…とか考えていたら、ちっとも良いアイデアが浮かばずに憂鬱だったのですが、先週辺りから一気に決まり出しました。欠けていたパズルのピースがどんどんはまっていくような感覚は、非常に爽快ですね。
爽快なのはいいんだけど、アイテム・装備品すべて合わせて、180近い種類ができてしまったんですが…。4人固定パーティーで、12階層しかない予定なんですけど…。
ま、いいか!