主人公たちの能力値をエクセル上で簡単に編集して、データベースに反映させられる、VBAマクロファイルを公開します。実行には、Microsoft Office Excel 2003以上(2007以上推奨)が必要となります。
使い方は、いたって簡単。まずは、上記のファイルをダウンロードします。zipファイルなので、中身を解凍し、その中にあるエクセルファイル「ActorParameterVX.xls」を、ダブルクリックして起動します。
起動時に、マクロに関するセキュリティ警告が出ますので、マクロを有効にするよう操作してください。(画面はExcel 2007での表示)
「能力値設定」シートで、各アクターの能力値を調整します。Lv1の「値」の欄に初期値を、Lv2以降の「増」の欄に、それぞれレベルアップ時の増分を入力します。その他、アクターIDと名前、および経験値の基本値と増加度も入力します。入力すべき場所は、全てグリーンで表示しています。
「バランス確認」シートで、能力値の成長曲線のアクター間比較もできます。適宜確認しながら、あまりアンバランスにならないよう調整しましょう。
調整が完了したら、「スタート」シートに戻って、「スクリプト出力」ボタンをクリックし、スクリプトをファイルに保存します。
ここからは、RPGツクール本体での作業になります。ツクール本体でプロジェクトファイルを開き、スクリプトエディタの「▼ 素材」の一番最後に、スクリプトを挿入し、先ほど保存したスクリプトの内容を全て貼り付けます。
プロジェクトを保存して、テストプレイを起動します。タイトル画面が出たところで、テストプレイは終了させます。
再びプロジェクトファイルを開き、データベースの「アクター」で、変更が反映されていることを確認したら、スクリプトエディタを開いて、先ほど挿入したスクリプトを削除し、保存します。
なお、本システムで変更できるのは、経験値曲線の値と、能力値のみなので、アクターの名前や職業、その他のオプションなどは、この画面で別途設定する必要があります。
以上の作業で、アクターの能力値の細かい調整が、簡単にできるようになります。詳しい使い方や使用上の注意点等は、ファイル内に書かれている説明をご覧ください。
RPGツクールVXのデフォルト仕様に準拠しているため、アクターの仕様やタイトル画面表示の仕組みなどをスクリプトで変更している場合には、正しく設定が反映されない可能性があります。エクセル編集や初歩的なVBAの知識のある方は、本ファイルを改造することで対応させられますので、その辺はご自由にどうぞ。VX Aceへの対応も、改造すれば可能だと思います。VX Ace対応版は自分でも必要なので、いずれ公開する予定ですが、まだそこまで手が着けられていません…。
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