RPGツクールMZで登場した「文章の表示」の名前欄に、\N[1]
のように制御文字でアクター名を入れると、そのアクターの顔グラが自動的に表示されるというプラグインです。
以前、公式フォーラムで要望を受けて作成したものですが、いろいろ応用力が高そうだったので改めて紹介します。
※ 2022-09-04追記:
「イベントの簡単作成」で作成した宝箱や宿屋でエラーが起こる不具合を修正しました。お手数ですが、Version 1.1.3にアップデートをお願いします。
このプラグインを導入すると、「文章の表示」で名前欄を\N[x]
と設定した際に、x番のアクターの顔グラフィックが自動的に設定されるようになります。
x
のところは変数を用いて、\N[\V[y]]
のように記述することも可能です。この場合、y番の変数に格納されている番号のアクターとなります。
既に顔グラが設定されていたり、名前欄の形式が合わない場合は無視されます。
注意点としては、文章のプレビューでは顔グラが表示されない点と、テキストがメッセージウィンドウからはみ出さないようにする点です。
文章の入力欄にはメッセージウィンドウの横幅を示す目安のラインが引いてあります。このラインは顔グラなしの場合の横幅になっていますが、実際には顔グラありの場合の横幅にテキストを収めないといけません。このプラグインを使う際は、なるべく横幅ギリギリのメッセージは避けましょう。
単純にキャラクター名やキャラの顔グラの指定を横着したい場合にも使えますが、応用範囲はけっこう広そうです。
条件によってキャラクターの名前や顔グラを入れ替えたい場合は、指定用のアクターを用意しておいて、そのアクターの名前やグラフィックを変更してやれば、文章の表示で自動的に反映されます。
メッセージ自体は共通のものにしたいが、対象のキャラによって名前や顔グラを変更したい場合は、対象となるキャラを示す変数を1つ用意して、その変数にアクター番号を代入します。あとはコモンイベントで、名前欄を\N[\V[x]]
としたメッセージを表示してやれば、求める動作となります。
他にも応用できるシチュエーションはありそうです。顔グラを自動的に設定したいケースでは割と使えると思いますので、ぜひ利用をご検討ください。
なお、「文章の表示」の名前欄を使用する仕組みのため、RPGツクールMVでは利用できません。まあ、MVでは顔グラを変数等で設定できるプラグインが既にあったかと思いますが。
質問やアドバイスなどはコメント欄まで、お気軽にお願いします。素材利用条件などについては、このサイトについての「提供素材について」の項目などをご覧ください。
コメント
導入後、デフォルトの宝箱を開けるとフリーズしてしまうバグが起きました。
判定にnullチェック入れたら動作するみたいです。
もしよければなのですが、顔グラだけ反映させて名前は出さないようにする機能が欲しいです!
ありがとうございます。
「イベントの簡単作成」で作成した宝箱や宿屋の場合、通常作成した文章表示のイベントと違って、名前欄がnullになってしまうようですね。
ツクール本体の対応漏れのような気もしますが、nullの場合も動作するように修正しましたので、お手数ですが再度ダウンロードお願いします。
求めていた理想のプラグインです。
有難く使わせて頂きます。
使っていただき、ありがとうございます!
プラグインを利用させてもらってます さてゲーム自体は
起動するんですが それを使用しているNPCに話かけたら
TypeError
Cannot read property 'clone'of undefinedと表示されました
何が原因なのか教えて下さい
他のプラグインとの競合かもしれません。
このプラグイン単体で試してもエラー出ますでしょうか?
はい それ以外OFFで起動しても同一のエラーが出ます
手元の環境では特にエラー出ないので、想定外の現象かもしれません。
該当するNPCがいるマップのデータ(Mapxxx.json)をメール添付で送っていただくなり、どこかにアップロードしていただくなりすれば、こちらで原因の解析も可能です。
マップデータだけで原因究明できない場合は、プロジェクト全体を送っていただくかもしれませんが。
データのメール添付は やったことないため
どうやるんですか?
えっと迷惑を かけて しまいました別ページではMV/MZ両方で
使用できると表記されてたためMVで やって しまいました
MZ専用だったんですね…自己解決しました
なんと、MVだったのですね……。
前のルビの時はMZをお使いとのことだったので、その可能性は排除していたのですが。
このプラグインはMZから登場した名前欄の仕組みを用いているので、MVでは利用できません。
プラグインによってMV/MZ両方で使えるものやMZ専用のものがありますが、どちらで使えるかは必ず記載してあるので、ご注意ください。